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 地域資源紹介

下町人情キラキラ橘商店街

下町人情キラキラ橘商店街

■指定されている場所:墨田区

「向島橘銀座商店街(協同組合)」は、東京都墨田区の京島地区にある約470mの長さの地域密着型の商店街です。スーパーや大型店とは異なり、子供やお年寄りの見守りや交流の場として大切な役割を担っています。1985(昭和60)年、商店街の街路灯およびカラー舗装道路の改修の際に公募により「下町人情キラキラ橘商店街」という愛称が付けられました。一般には「キラキラ橘商店街」と呼ばれており、商店街の看板も「キラキラ橘」となっています。キラキラ橘商店街は、2019年1月時点で80の店舗で構成されています。惣菜・乾物等を扱う店が多いのが特色です。

映画館「橘館」

キラキラ橘商店街の「橘」とは、1931(昭和6)年に映画館「橘館」があったことに由来します。そのため戦前は商店街のある道は「橘館通り」と呼ばれていました。京島付近は、関東大震災、東京大空襲で火災の被害に遭わなかったため、昭和のたたずまいが残っています。商店街の付近では今でも大正時代に建てられた長屋などを見ることができます。このため、キラキラ橘商店街はドラマや映画のロケにしばしば利用されています。

豊富なイベント

下町人情キラキラ橘商店街
びっくら市

「朝市」は、毎月第4日曜日の早朝(6時前頃)から始まる名物イベントです。朝市は、昭和55年から38年間続いており各店の特色を活かしたサービスを提供しています。また、2か月に1度「びっくら市」という大売り出しが行われています。

下町人情キラキラ橘商店街「朝市」
夜市

「七夕まつり」では、千葉商科大学や都立橘高校の学生が制作した七夕飾りも飾られます。七夕飾りのコンテストが行われ、区長賞、区商連賞、理事長賞が授与されます。「夜市」では、年に1度、模擬店やゲームなどを行います。

「七夕まつり」
フリーマーケット

毎年5月5日の「子供の日」を中心に催される「ワイワイウィーク」では、商店街を解放して大綱引き大会、紅白玉入れ大会、ビンゴ大会 (景品あり)、フリーマーケット、模擬店などが行われます。「つまみぐいウォーク」は、日曜定休の多い店舗を開けて開催する食べ歩きイベントです。

「第1回すみだストリートジャズフェスティバルinひきふね」

2018年には「第9回すみだストリートジャズフェスティバル」と同時開催で、「第1回すみだストリートジャズフェスティバルinひきふね」が開催されました。

商店街の独自ブランド

商店街の「キラキラ」を軸として、ゆず入り饅頭の「キラキラのかおり」、餃子の餡を鶏皮で包んだ「チキン餃子」、寿司屋の玉子焼きなど、個性的な商品が誕生しています。

お休み処たちばな館

利用客の高齢化対策の一つとして、商店街事務所を改装した「お休み処たちばな館」を無料開放しています。女性専用トイレや車いす対応トイレも設置されており、ゆっくり買い物を楽しむことができます。さらに、消費者の利便性向上のため、キャッシュレス化も推進しています。

帰ってきたキューピッドガールズ

「帰ってきたキューピッドガールズ」は、キラキラ橘商店街のご当地アイドル。メンバーは、劇団所属の女優6人からなるヘンテコアラサーアイドルグループです。それぞれが架空のお店の看板娘という設定になっています。墨田区内の様々なイベントに参加して、商店街のPR活動も行っています。

がんばる商店街30選

経済産業省中小企業庁が、2013年に発表した「がんばる商店街30選」に、東京では唯一、墨田区京島の「下町人情キラキラ橘商店街」(向島橘銀座商店街協同組合)が選ばれました。「がんばる商店街30選」は、地域貢献・地域経済の活性化などで活躍する商店街の取り組み事例を、全国から30か所選んだものです。

写真提供 向島橘銀座商店街協同組合

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