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 地域資源紹介

小金井公園
写真提供 公益財団法人東京都公園協会

小金井公園

■指定されている場所:小金井市

小金井公園は、小金井市を中心に、一部が小平市・西東京市・武蔵野市にまたがる大規模広域公園です。広さが約80ヘクタールもあり、都立公園の中でも最大級の面積を誇ります(日比谷公園の約5倍、上野公園の約1.5倍)。1940(昭和15)年の「紀元2600年記念事業」で計画された「小金井大緑地」がその前身です。1954(昭和29)年、「小金井公園」として開園しました。基本テーマは「花と緑のひろびろ空間」。園内には開放的な草地や、武蔵野の面影を残す雑木林に加え、桜の園、宿根草園、江戸東京たてもの園、蒸気機関車展示場、梅林、いこいの広場、こどもの広場、わんぱく広場、つつじ山広場、ユーカリ広場、ドッグラン、さらには、野球場、テニスコート、総合体育館、弓道場などのスポーツ施設など、自然と文化の両方を楽しめる内容豊富な公園です。

桜の名所

小金井公園
SL 展示場
撮影協力 公益財団法人東京都公園協会

公園の南側には玉川上水が流れ、五日市街道が東西に接しています。江戸時代、玉川上水沿いには、小金井橋を中心に東西約6kmにわたってヤマザクラが植えられ、桜の名所として知られるようになりました。歌川広重作『冨士三十六景』の『武蔵小金井』をはじめとして、多数の浮世絵にもその様子が描かれています。1924(大正13)年、小金井桜は国の名勝に指定されました。花見シーズンだけに甲武鉄道の仮乗降場が設置されるほどの賑わいで、その仮乗降場が現在武蔵小金井駅となっています。戦後、生育環境の悪化などにより玉川上水沿いの桜並木は衰退してしまいましたが、その伝統を受け継ぐため、昭和20年代末より隣接する小金井公園内にサクラの栽植が進められました。園内にはヤマザクラ、サトザクラ、ソメイヨシノ等が約1800 本植えられており、そのうち「桜の園」(2.9ha)には440 本が集まっています。1990(平成2)年、小金井公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれました。毎年、桜の見頃には江戸東京たてもの園前広場にて「小金井桜まつり」が開催され、茶席や華道の展示、和洋音楽の演奏や、ダンス、和太鼓の演奏が披露されています。


小金井公園の施設紹介

小金井公園
ソリゲレンデ
写真提供 公益財団法人東京都公園協会

小金井公園の中央付近は武蔵野段丘のゆるい起伏をそのまま生かした草地となっており、子供向けの様々な遊具が楽しめます。「ソリゲレンデ」は、高さ7.5m、長さ40m、幅20mという巨大なソリ滑り場で、人工芝が敷き詰められた最大傾斜角度17°の坂をソリに乗って滑り降りる大人気のスポット。利用年齢は6歳以上で、大人も利用できます。無料の貸出しソリがありますが、休日や祭日は長い列ができます(自分のソリの持ち込みも可)。

わんぱく広場
わんぱく広場
写真提供 公益財団法人東京都公園協会

「わんぱく広場」には、大型複合遊具の「わんぱく山」があり、アスレチック遊具やローラー滑り台、大型滑り台、ターザンロープや、ボルダリングの壁が付属しています。また、わんぱく広場にはサイクリングセンターがあり、園内で利用できる色々なサイズの自転車の貸出を行なっています。

ふわふわドーム
ふわふわドーム
写真提供 公益財団法人東京都公園協会

「つつじ山広場」「ふわふわドーム」は、ひょうたんを半分に切ったような形をしたフワフワのトランポリン遊具です(定員40人で、大人は登れません)。

「ユーカリ広場」
写真提供 公益財団法人東京都公園協会

「ユーカリ広場」は予約制のバーベキュー広場になっており、100サイトが用意されています。併設されているBBQショップを活用すれば、手ぶらでバーベキューが楽しめます。ユーカリ広場の南側には、広さ約3300㎡の「ドッグラン」があり、「小型犬専用ゾーン」「中・大型犬ゾーン」「プレイゾーン(全犬種対応でボール、おもちゃ遊び可)」に分かれています(利用には登録が必要です)。小金井公園内は、ペットの散歩が可能です。「槻の木(つきのき)広場」は、ローラースケート、インラインスケート、スケートボードができる舗装された練習場です。

運動施設として、弓道場野球場、16面のテニスコート(人工芝)、総合体育館、また多目的運動広場があります。

小金井公園の北の部分には、コナラ、クヌギ、アカマツなどが生えた16ヘクタールの雑木林が広がっています。ここは、バードサンクチュアリとなっていて、イカル、アトリ、カワラヒワ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ツグミ、アオジ、コゲラ、アオゲラ、コジュケイ、カワセミ、アオサギ、さらにはオオタカなど40種類以上の野鳥が確認されており、1年を通じて多種多様な鳥たちのバードウォッチングを楽しめます。

「江戸東京たてもの園」は、江戸時代から昭和初期にかけての日本各地の文化的価値の高い歴史的建造物を移築・復元・保存・展示している野外博物館です(「江戸東京たてもの園」は有料ですが、小金井公園の他の施設はすべて無料です)。


御仮寓所跡

御仮寓所跡
皇太子殿下小金井御仮寓所跡
撮影協力 江戸東京たてもの園

第二次世界大戦後の1946(昭和21)年から3年半の間、公園内には「御仮寓所(ごかぐうしょ)」、つまり皇太子(東宮)の仮御所が置かれていました。現在、江戸東京たてもの園内には、「皇太子殿下小金井御仮寓所跡」という記念碑がその跡地に設置されています。

御仮寓所跡
皇太子殿下御勉学の地
撮影協力 江戸東京たてもの園

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